娘が救急車で運ばれ、意識はもどったものの心配でしかたがなかった。
4回目の調停
何も準備はしていない。
娘のことばかり気になって調停なんてどうでもよかった。
一刻も早く娘の元に戻りたかった。 ただそれだけだった。


私の姿に唖然とする調停員。
そりゃそうだ、髪はぼさぼさ、化粧は無し。
服装もパジャマに近いヨレヨレ。
「この人はどうしたんだ!?」と思ったんだろう。
調停開始
(私のターンからスタート)
私は調停員に伝える。

ルーズリーフにて経緯を書きました。
本日提出して申しわけないですが、目を通していただけるとありがたいです。

調停してもお金は1円もいただけていませんので、審判に移行してください。
あと一刻も早く帰らせてください。
おじいちゃん調停員はとても心配してくれた。

さぁ、早く進めよう。
相手にもちゃんと伝えますから、待っていてください。

私がしゃべった時間は、5分ほどだった。
それから旦那側と交代した。
相手(旦那側)のターン
今回も旦那は 不在だった。
相手弁護士からの回答は

そもそも4回も調停をしているのに、何も決まっていない。
調停を続ける意味は無いのでは…。

相手弁護士に心底 腹が立った。


もしかしたら金額も減るかもしれないよ。
さちさんどうする?
おじいちゃん調停員は私を心配して聞いてくださった。
ですが、私は「審判への移行」を希望した。
光浦さん似の裁判官登場
すると、光浦靖子さん似の女性裁判官が登場した。

裁判官は書類を簡単に確認し、私に問いかけた。

お金がもらえない期間がさらに長くななります。この調停で決断されたほうが早くもらえると思いますが…。

納得できないことばかりですので、裁判官にきちんと決めていただければと思います。
わかりました。
では、審判に移行します。
審判移行になりますと相手側と同席になりますがよろしかったですか?

それでは審判に移行するにあたり、日程と書類等の確認ですが…
娘のことが気がかりで、時計ばかり見てしまっていました。
しかも裁判官は、法律用語をつかってきて素人の私には何を言っているのかよくわからなかった。
「審判への移行」にあたっての必要な書類や、書き方を言っていたのかもしれない。
でも娘のことが心配で頭に入ってこなかった。
裁判官はすぐに退席され、なにも聞けずにいた私。
どうしよう… 私は、おじいちゃん調停員に質問をした。

それと娘が心配で頭に入ってこなくて…

裁判官と相談しておきますからね。
とりあえずこれで4回目の調停は終わり、次回の日時を決めて終了。
私は急いで病院へ戻った。
次回からは審判に移行する!
やっと決まるんだ… そのはずだった。