元旦那の性格と今までの行動を色々考えて、考えて…
そして私にはふと恐ろしい考えが頭に浮かんだ…。
元旦那に肉体労働は勤まらない。
それに、さっき出会い頭に見た元旦那の髪の毛が短髪で真っ黒だったこと…。
そしてシャツを着ていた…。
考えたくはないが、もしかしたら教師に戻っているのでは?と考えた。
ただ今の時期は、採用試験も終わっている…。
そもそも中途半端な時期だ。
正規採用だとは思わなかった。
だが、臨時採用/講師採用ならどうだろうか・・・
やみくもに近隣を探し回っても見つけるのは難しそうだ。
ならば、一か八かで小学校の教師に戻ったということに的を絞って近隣の学校を全て当たってみよう。そう決心した。
私は、ノートに近隣の市にある小学校名と電話番号を全て書き出した。
そして、1校ずつ電話することにした。
今の時間帯は、事務職員の方が電話に出るだろうな…。
1校目に電話をかけた…。
元旦那の名前をここでは仮名として、「フリン シタ男」と名付けます。


只今席を外しておりますが…

えーえーえーえーえー!!?
1校目で見つかったというのか?!

ちっ、違うぅぅーー
教頭じゃねぇーーー!!!(笑)



私の思い違いで違う小学校に掛けてしまったようです。
お時間を取らせて申し訳ありませんでした。失礼致します。
びっくりしたぞ!!
フルネームで聞かないと同じ苗字ってことがあるってことか!
気を取り直し、2校目以降、

お忙しい時間に申し訳ありません。
私さちと申しますが、そちらにフリンシタ男先生はいらっしゃいますでしょうか?
学校「フリン先生ですか?こちら○○小学校ですが、うちにはおりませんが、お間違えじゃありませんか?」

お時間を取らせて申し訳ありませんでした。失礼致します。
こんなやりとりを次々とこなした。
たまに、
学校「申し訳ありませんが、個人情報ですので、お答えできないのですが…」と言う学校もあった。
だが、小学校では父兄から電話がかかることも多くあり、当時は大抵の学校で教えてくれた。
近隣の小学校を全て掛けたが、元旦那が在籍する学校は見つからなかった。
教えられないとした学校が3校だけあった。
もし私の勘が正しければ元旦那は、教師に戻っている。
同じ子どもを持つ身としてこんなに恐ろしいことは無い。
店のお金を横領して失踪するなど、教師をしていた頃のかけらもなくなってしまった元旦那…。
ホストから教師に戻るなんて…
なによりも、恋愛対象が小学生からと言っていたホストが小学校教師に戻れるのか?
戻れてしまうのか?!
考えれば考えるほど恐ろしいと思ってしまった。
私は在籍しているのか教えてもらえなかった3校に絞り、学校の駐車場に彼の車があるか確認しに行くと…
・・・見つけてしまった。
お忙しい時間に申し訳ありません。
私、さちと申しますが、そちらにフリン先生はいらっしゃいますか?