GPSがくっついた旦那
探偵が旦那の車に付けてくれたGPSのお陰で、いつものごとく某パチンコ店にいることは分かっていた。
店の中に入り、店員にお願いして館内放送で元旦那を呼び出してもらったが無視。仕方がないのででてくるまで元旦那が乗っている車の前で待機。
閉店間際、元旦那がでてきた。私の姿を確認するとすごい勢いでこっちへ向かってくる。
(会話はボイスレコーダーを参考にしています。)
勢いに負けず私が


話を遮りキレる元旦那。
負けるな私。


同僚ですけどそれが何か?

今、会って来たから!相手も認めてるから

どんどんと私に近づき、私の顔にタバコの火を当てようとする元旦那

キレながら車の運転席に乗る、元旦那

助手席に乗ろうとドアを開けた瞬間
ドアが開いたままものすごい勢いで走り出した。私は急いで自分の車に乗り込み元旦那の後を追いかけた。
もの凄いスピードだ…。元旦那はきっとゆる子の元に向かっているのかもしれない。この早さに付いて行くのに必死でした。
しばらく走っていると…。
あれ?この道は、私の実家の方向だ。
何か嫌な予感がした
不倫女と会うことを親には内緒にしていた
この日は母に「ちょっと友達とご飯に行きたいんだけどいいかな?旦那は仕事でいなくて遅くまでちゃーちゃんをお願いしたいんだけど…。」と母に嘘をついていた。
自分がこんな状況になっていることは一切言えなかった。
何より親に心配をかけたくなかった。
父は その日 夜勤のため不在だったが、母は「久しぶりに息抜きしてきなさい」と快く送り出してくれていた。
母に嘘をついた罪悪感とちゃーちゃんへの申し訳なさと。
今日は絶対ケリをつけてきてやると思っていたのに…。
元旦那が私の実家に向かっていると気づいた。
私は、すぐさま母に電話を掛けた

私の気が気でなく慌てた声に
母は「どうしたの?!何かあったの?!」
「いいから鍵かけて!!!」 説明している暇はなかった 。
心配をかけたくなかったのに余計にかけてしまった。
暴走が止まらない元旦那
夜中12時過ぎ
道のど真ん中に車を止め、おもむろに車から出てきたかと思えば、玄関をバンバンと叩く旦那

どうにかしろよ!!!おい!!出てこい!!
豹変しながら玄関を叩きながらずっと怒鳴る元旦那
実家にはちゃーちゃんがいる。
この人やばい。
怖くなった私は代理人に電話をかけた

私1人じゃ どうしようも出来ません!!

すぐに行きますから!!
待機してくれていた代理人はGPSを確認し、すぐに実家まで駆けつけてくれた。