公証人VSホスト/3-18話

元旦那が胸元を見せてきた。彼の身体中には、見たことも無い無数のキスマークがつけられているのが見えた。

さち
オエッ!!
きたねーもん見せるんじゃねぇ!!


元旦那
つーか独占欲強い女でさー!
まいったよ!次の女の家にも行けねーし


別れたての旦那、いや元旦那は、とんでもないクソ野郎に進化しておりました。



私は、再び窓を全開にした。

さち
てか、息すんな!!
変な病気に感染するかもしれないだろ!

元旦那
いやいや!性病じゃねーから!
それに性病は空気感染しねぇだろ!
大丈夫だって!!


さち
喋るな!!唾液から感染するだろ!!
気持ち悪いんだよ!!

今までに私が彼に対して使ったことのないような言葉で彼を罵った。

公証人役場に着くまで、地獄の時間だった。

何とか無事に約束の時間に間に合った。

私は、公証人役場の方に

さち
以前に何度もドタキャンしてしまい申し訳ございませんでした
と謝罪した。

公証人「かまいませんよ、では別室にてお待ちください。



私は元旦那と別室にて、公証人の方を待っていた。

…。

元旦那が別室に置いてあったお菓子を、食事のように食べはじめた。

さち
ちょっと!!!
食べ過ぎだから!!


元旦那
お腹空いてたんだよ、俺は!


カゴに入っていたお菓子は、そのほとんどを元旦那が食べつくしてしまった。

一緒に居るだけで恥ずかしい…。



公証人「お待たせいたしました。では、お話を伺っていきますね。」

私は、まず離婚前に書いた離婚に伴う契約書を公証人の方に提出した。

念のために、高裁の判決の書面も渡し、目を通していただいた。

公証人「二人はこの用紙の内容に同意済みなの?」

私「はい、同意しております。」

公証人「では、いくつか確認をしながら書面を作成していきますが…
彼って今お金を払っていないんだよね?」


元旦那「そうですね」

公証人「これ作るとすぐに差し押さえできちゃうけどいいの?わかってて作るって言ってんの?」

元旦那を指さし、確認をとられた瞬間に彼がキレた。

元旦那「わかってんだよ!!!てめぇ!その言い方どうにかしろよ!!」

え?何?この人。
いきなりキレだしたんですけど。

元旦那「俺の見た目は、こんなんだけど元教師してたんだわ。だから、理解できてるっつーの、クソじじぃが!!」

え?…え。
怖い怖い怖い。


公証人「別に、あなたが教師だったとかどうでもいいですし、別に僕はこの証書作らなくてもいいんですよ。君は免許証の住所の書き換えが済んでないから身分証もないみたいだしね!」


ちょっと待てい!!!!
私が作りたいんです!!!


このままではヤバいと思い、私は旦那の頭をバシッと叩いた。



さち
すみません、ちょっと頭を冷やしがてら市役所に身分証になるものをいただいてきます。


と言って書面を確認していただく間、市役所にて身分証となる印鑑証明をとりに行きました。

さち
何言ってんの?
馬鹿じゃないの?


元旦那
だってアイツすっげー人を見下すような言い方してたから腹立ってさ


さち
あなたと一緒に居るのが恥ずかしいから自分一人で市役所に入って、印鑑証明もらってきて!


私はイライラしながら車で待機していた。

助手席に元旦那のカバンが置いてあった。
「何か私に有利になるものがあるかも…」
元旦那がいないことを確認し、そっと手を差し伸べた。










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