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いつの時代でも結婚で幸せになる方もいれば、苦しんでいる方もいるかと思います。私も以前は、結婚生活で苦しい思いをしてきました。
結婚している人の中には、「パートナーの不倫、DV、借金、モラハラなどの理由により離婚を考えている方」がいらっしゃるかと思います。
その中でも今回は、モラハラされて悩み苦しんでいる方に参考になればと思い記事にしました。
実は、配偶者からの暴言や金銭的暴力や支配等、モラルハラスメント(モラハラ)が原因で離婚したいと思っている方は、今の世の中には本当に多いことを知っていますか?
なぜか?
冷静で平等な話し合いが出来る人は、モラハラではないでしょうしね。
モラハラの証明
そもそもモラハラは家庭内という密室で行われることが多く、そのため事実を証明することはとても難しいものです。
片方がモラハラで離婚したいと願う場合、婚姻を継続しがたい重大な事由(理由)があると認められなければなりません。
モラハラの証拠
モラハラの証拠としては、モラハラに至った出来事を時系列でまとめておくなどの記録が必要になってきます。
言われた内容や態度を日記に書くなどでも結構です。
日記といっても↓のような一言日記ではいけません。
「○○された」
「嫌だった」 など
証拠とするには、何も知らない人が読んで状況が分からないと意味がありません。詳細な内容と日時と状況、併せてその時どう思ったか等も詳しく書く必要があります。
証拠の積み重ねがすごく大事になってきます。
離婚調停を申し立てる場合、調停員や裁判官は夫婦のことを何も知りません。ですから、詳細な内容を詳しく書き記し、その時の感情と夫婦としての家庭の状況を分かりやすいように記載しましょう。
また、録音、動画等のデータがあれば一番です。
自分の大切にしている物が壊された
壁に穴をあけた
日記と画像の日付で照らし合わせることが出来るようにしておいて下さい。
つまり、日記があとから細工や加工されたものではないという事実が裁判所に分かってもらえることが大事になってきます。
精神科への通院履歴やそれに伴う診断書、市役所や警察署への相談も大事です。
モラハラと慰謝料
しかし、調停は話し合いの場ですから、こちらがいくら「モラハラで離婚したい」と訴えても、相手が同意しない限り離婚は出来ません。
相手が同意しない場合は、訴訟することになります。つまり裁判ですね。
裁判の場合は、訴えた側がパートナーのモラハラをきちんと証明する責任があります。
不倫であれば、ラブホテルの利用写真などのはっきりした証拠があれば有責配偶者だと認められます。モラハラの場合は客観的証明がなかなか難しいようです。
それでも、不貞行為の慰謝料に比べると安いケースが多いようです。
離婚は調停で決まったが、相手はモラハラについては認めず、慰謝料が見込めない場合があります。
慰謝料は婚姻費用や養育費と違い審判に移行されませんから、慰謝料をもらうには裁判を起こす必要があるのです。
どこまで認められるかわからないモラハラの慰謝料と裁判にかかる経費や精神的疲労などを考えると泣き寝入りするしかない方も少なくありません。
嫁のモラハラは厄介!!?
女性の場合は、配偶者のモラハラの証明が上手くできなくても手は打てます。
方法は、別居して婚姻費用分担調停を申し立て、婚姻費用が決定させる。
そうすれば、夫は離婚成立する日まで妻に婚姻費用(決められた生活費)を支払い続けなければいけません。
裁判所による婚姻費用・養育費の額も改訂され、現在は今までに比べて金額も上がってきましたから、婚姻費用地獄となり離婚を了承するケースが多いです。
モラハラを認めてもらえず、離婚を否定された場合は別居してもモラハラをされていた方が婚姻費用を払い続けることになりますからね。
ですが、不倫であれ、モラハラであれ、何の証拠もないまま感情と勢いとだけで飛び出して別居してしまうと、慰謝料はおろか離婚も出来ません。
裁判と言う法律で決められる場では、何よりも証拠が大事です。気持ちだけをいくら訴えても裁判官には通用しないという事を覚えておかなければいけません。
私は言いたい!
でも、どんな些細なことでも記録に残すことが、モラハラ離婚には大事だということですね。