「ホストと強制執行の壁」そして事件は起きた/ 3 -23話

あまりにも態度が悪い元旦那だったので、
私は鬼電をしてやった。

元旦那
明日は絶対に払うから、マジで勘弁してくれ

「営業出来ない」

「姫がめっちゃ怒っている」

「頼む、許して」

さち
明日払わなかったら、店に行くから覚悟しておけ

そうLINEに残し、連絡を待った。


翌日、元旦那から10万円が振り込まれていた。
滞納した全額にはほど遠かった。

元旦那
親に借りた、今の精一杯なので許してください。
と書かれていた。

強制執行の準備

見ての通り、追い込まれてやっと支払う状態。

今回は何とか支払ってくれたが、やっぱり払う気はないのだと思った。

ならば、強制執行してやろうと思った。当時は強制執行に同意した公正証書さえ持っていれば最強の証書であり、何とかなると思っていた。


公正証書は持っている。

強制執行も出来る。

送達証明もとってある。

しかし、強制執行するには他にも必要なものがあった。

それは、
給料の支払先の法人の商業登記事項証明書(代表者事項証明書)だ。大抵は、法務局でGET出来る。

これを取ることが必要不可欠だった。

弁護士にも相談したが、そのホストクラブの代表者が誰で、そもそも商業登記をしているのか知る事はできなかった。

普通の会社なら商業登記簿を調べればわかることもホストクラブでは難しかった。

ホストだと強制執行すら難しいのだと思い知らされた。


そして… 事件は突然に起きた。

ホストの病み期

その日、元旦那が出勤しているのかをチェックしていた。

ブログや配信を確認していると、どうやら元旦那は病み期になっていた。


ブログの内容は


「もう無理」

「こんなに頑張っているのに」

「まじで悔しい」


など、ネガティブな記事ばかり投稿されていた。

内容はどうでもよかった、その店で働いてお金を支払ってくれたらそれでよかったのだが…。

何度も言っているが20代後半の元旦那はオジホスだ。

ホスト業界にはどんどん若い子が入ってくるため、元旦那は若さにも勢いにも勝てなかったのだろう。

たまたま見たその動画配信の中の彼はやさぐれ、酔っ払っていたというより泥酔状態で泣きながら配信をしていた。

元旦那「悔しい…
たった二ヶ月の奴に抜かれるなんて…

プライドが高かっただけに余程悔しかったのだろう。

見ているこっちが引く程泣いていた。


どうやら、新人ホスト君が元旦那のナンバーを抜いたらしい。

パネルを見ても可愛らしい子だ…。
そりゃ抜かれるだろう。

鬼枕をしても抜かれてしまうんだからね。(笑)


元旦那
やってらんねぇよ…



まぁ、とりあえず今日も配信しているから大丈夫だな!。

そう思い、安心していたのだったが…彼の配信はそれが最後の配信となった。

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