裁判官によって婚姻費用分担調停で旦那からの支払われる金額は0円と判断された。
納得できなかった私は、高等裁判所に即時抗告をすることにした。
書類が中心の裁判になるし、もう私一人の力では限界だと思い弁護士の力を借りることにした。
もう一人の弁護士
以前、調停中に待合室で待っているときのことだ、女性二人が分厚いファイルを見ながら話をされていた。
私が理不尽なことばかり言われ、涙がこらえきれず泣いていると

私は旦那の不倫や子どものことを簡単に話すと

私は今すごく助けられていますから
待合室で依頼者に対してサバサバとした物言いの若くはない女性の弁護士さん。
依頼者さんから聞いた話では、数々の不貞の案件をこなして女性を守ってきたそうだ。
依頼者さんもそれがきっかけで依頼したと言っていた。
この人なら気持ちがわかってもらえるだろうなと直感的に思った。


名刺を頼りに女性弁護士に会いに行った
事務所に行くと、以前に会ったことを覚えていて下さっていました。

すごくびっくりしていた。
私たち夫婦の間に起きた出来事や調停について説明しました。

そして相手書面を見て

知っているんかい!(笑)


と私が言った瞬間

そんなこと言ったら!(笑)
なにか女性弁護士のツボに入ったようだ…
どうやら、この女性弁護士の方がキャリアが上だと瞬時にわかった。

女性弁護士は法テラスが使えるとおっしゃったので、即契約書を交わした。
即時抗告締め切りまで時間がなかったので

即時抗告は、新しい証拠を出さないと99%棄却されるとのことだ。
ただ、高等裁判所では以前にも潜在的稼働能力を認めた判例があったそうだ。
少しの可能性に賭けて私は、即時抗告をすることを決意したのだった。
だって0円なんておかしいし、納得ができない。
行方不明の旦那
教師も辞め仕事も出来ないほど病んでいると主張しながら、実家にもいない旦那が今どこでどうしているのか…。
何をしているのか…。
以前、校長先生に会った際に
「友人の紹介で仕事をしようとしている」と聞いていたから、絶対に何か隠して仕事をしているのではと思っていた。
だから何としてでも証拠がほしくて、私の知っている旦那の友人たちに連絡をしました。
内容は

しかし、旦那の友人たちの返信は「わからない」と言ったものばかりでした。
それどころか、「アイツとは縁を切ったから」と言う友人も多くいた。
コウキみたいなこと言ってるな…。(40話から45話参照)
情報収集は難しかった。
今どこにいるのか、何をしているのか…。
何も新しい証拠が掴めないまま即時抗告の締め切りまで残り3日。
もう半分諦めていました。
わざと逃げている相手がどこで何をしているのかそう簡単には見つからない。

マイナスなことばかり考えていました。
何も知らない私の友人からの連絡
「幸、久しぶり!元気にしてる?」
私の友人からのLINEだった。
今の状況を何も知らない友人。
しかし、このLINEから事態は今までにない急展開を迎える…