公正証書を作成した後、私は何の変わりもなく生活をしていた。
いざという時(旦那が養育費を踏み倒したとき)には、強制執行が出来るだろうという安心材料を持っていると思っていた。
私は、元旦那がきちんとそのホストクラブで働いてるかを確認するために、動画配信を確認したり、ブログを確認したりしていた。
ホストの給料明細
公正証書を作成した月末、あれだけ「金は払ってやる」と豪語していた元旦那だったが、LINEに給与明細を送信してきた。
給与明細を確認し、最初に目に入ったのが支給額だった。合計欄を見た時は、そこそこ多く書かれていたので驚いた。
が、しかし…。
控除額と書かれた方の赤字は「前借、寮費、セット代」などが書かれ、前月マイナスと書かれた欄には支給額を超える額が記載されていた。

振り込んだ詐欺をするホスト

地元で銀行口座作ってから、振り込むからな!
振込が遅くなるお詫びにメシでも行こ!
てか、最近テキーラばっかりで死んでるわ!
そのまま天に召されよ!(怒)!お前が死んでようがどーでもいい!飯なんて行くわけないってなぜ分からないのか。
その後も






ここまできてもウソの繰り返し… ウソの上塗りをする元旦那。

動画配信を見ていると、どうやら彼は、鬼枕をするホストとして働いているようだった。
*鬼枕…とんでもなく客とホテルで肉体関係をもつホスト
ラスソンと枕
鬼枕が功を奏してるのかどうかは分からないが、その月は、彼の中間順位のナンバーが上がっていた。
そしてある日とうとう彼がラスソンを歌ったようだった。
*ラスソン…その日の店の売り上げが一番のホストが最後のシメに歌う
ブログで元旦那は、ラスソンを歌って最高の気分だったこと、初めてのラスソンを取ったことで「社長からネックレスをもらった」と書いていた。
これなら今月は支払ってもらえそうだと思っていたが、何の連絡もないまま支払日がすぎた。
堪忍袋の緒が切れた私は、元旦那に

よくわかりました。親のとこなり妹のとこなり行って好きにしていいということですね。
すると、元旦那から途切れ途切れに
「ごめん、客とホテルいる」
「明日電話する」
「必ず」
「全額は無理だけど借りてでも明日振り込む」
「明細も送る」
「ごめん」
「頼む」
ホテルで鬼枕をしながら、鬼の様なLINEが来た。
ちょうどいい、姫様も横にいるのだろう…。
私は鬼のように電話を鳴らしまくった。
もうちょっと待って!