市長から回答書が届いた。
ドキドキしながら開けると…
本件の債務者を、”全く雇用したことが無い”
え?つまり、市の職員ではないという事だ。
もちろん全く雇用したことが無いのだからその後の給与等も記載はなく、市長のサインと印鑑だけが押されていた。
8千円以上かけて無駄になってしまったことに無性に腹が立った。
この8千円は、強制執行が可能になれば、滞納金と一緒に請求が出来るはずだった。
じゃあ元旦那は県の教員採用だったのか??
それならばまた同じ金額を掛けて県に「債権差押命令申立書」等を書かなければならない。
本当に県採用で勤務しているのか??
疑心暗鬼になった私は、県の教育委員会に電話を掛けた。
県の教育委員会にかけると、女性の方が出られて大まかな説明をした。

元旦那が○○小学校に勤務しているが県採用なのかどうかを教えてほしいのです
そして「これは、裁判所から調べる権利があると言われている」ことも伝えた。

採用先などは、お教えできないんです。
私は市に対して、強制執行の為の債権差押命令書申し立てたこと。
そして、市に債権差押命令が本当に来ていたかどうかは、市に聞いて頂ければ確認できることを伝えた。
「しばらくお待ちください」と言われしばらく待っていると、上司だという佐々木さんと言う方に変わられた。
佐々木「市の方に確認しましたら、債権差押命令が来ていたことが確認できました。色々大変でしたね…。
元旦那先生ですが、県採用の教員です。ですが、現在は自己都合により退職されています。」
さち「ええっ…」
また辞めたんかい。
佐々木「彼は○月から○○小学校に補助教員として採用されました。
1ヶ月半ほど勤務していましたが、先日に自己都合により退職されています。
全く連絡がとれないんですか?」

そうなんです。
やっと見つけ強制執行できると思っていたのに…
やっと見つけ強制執行できると思っていたのに…
佐々木「彼は、担任などは持ってはいなかったようです。
担任を持ってなかったとはいえ、採用後2ヶ月もたたないうちに、退職するなんてありえないのですが…
お気の毒ですが、こちらでは自己都合により退職したという事で処理されているとしかわかりません。お役に立てず申し訳ないです。」

とんでもないです。ありがとうございました。
元旦那は以前も年度の途中で退職しているのですが、こんなにも簡単に採用されるのですか?
元旦那は以前も年度の途中で退職しているのですが、こんなにも簡単に採用されるのですか?
佐々木「彼は県の正規の教員として、3年以上の経験があるようなので、そこだけを見て採用が決まったのだと思います。前回も途中退職してるなんてありえません。」
結局せっかく提出までこぎつけたのに、強制執行先が無いという事か…。
学校の子どもたちに対しても何という無責任で勝手な男なんだと思った。
絶望的な気分のまま迎えた次の日、ポストに見たことのある封書を見つけた…
裁判所からの書類だった。
内容は、元旦那から「養育費減額調停」が申し立てられたとの通知だった。
その「養育費減額調停」の中身を確認した私は、またしてもウソばかりの内容に体が震えるほど怒りがこみあげてきた。