裁判所から電話が鳴り、判決が出たことを教えてもらった。
すぐに判決の書面を受け取りに裁判所へ向かった。
全ての証拠はきちんと出したし、そもそも旦那の不倫が原因でこうなってしまった。
相手側の証拠はでたらめばかりで、裁判官が信用するとはとても思えなかった。
旦那は、教師を退職したが
精神的な理由で退職したという通院履歴も診断書もなかった。
だからこそ、判決には自信があった。
これでやっと婚姻費用が決定されお金が支払われる。次の段階にも進めると思っていました。
婚姻費用はいくらになったのか?
どのような判決が出たのか…
裁判所に着くまでドキドキしていました。
受付で名前を言い、A4サイズの封筒を渡された。
その場では見ずに、車の中で封筒を開けた。
当時、手が震えていたのを今でも覚えています。
まず書かれていたのは、私の住所と名前。
旦那の住所と名前、そして相手弁護士の名前
そして主文が書かれていました。
「申立人(私)に○○万円支払え」と書かれていた。
この金額が何を示しているかわからなかったけど読み進めていった。
次に”理由”と書かれ
いつ結婚したのか、いつ子どもを産んだのかなどの経緯が書かれていた。
私の稼働能力については、「申立人には稼働能力が無い」と記載されていました。
就労不能の診断書を提出していたので良かったと安心しました。
次に旦那が出て行ってから、支払われてこなかった期間の婚姻費用(生活費)については、8万円と記載されていました。
正直、MAXの10万円じゃなかったかぁ…と思いました。
当時の算定表の金額は8~10万だったし、しかも10万円に近かったので、少なくとも9万円にはなると思っていただけにがっかりした。
さらに読み進めた
全ての判決文に目を通した私は、震えが止まらなかった。
婚姻費用を月額0円とするのが相当である
先程書かれていた、主文の○○万円という金額は、婚姻費用分担調停を申し立て旦那が支払いを止めた月から教師を辞めるまで、毎月8万円×未払い月をかけた金額であった。
そして旦那が教師を辞めてからの姻費費用は0円と決定された。
つまり、病院にも通っていない、診断書もでていない旦那に潜在的稼働能力は無いと判断されたのだ。
私の中で何かが音をたてて崩れた…
どうして…?