今回は、タイトルにも書きましたが離婚調停を一人で立ち向かう貴方に一読してほしい内容となっています。
心の準備が出来ていない方はこちらがお勧めです。
離婚調停、養育費、慰謝料請求…。
離婚を考えていらっしゃる貴方は、「調停を申し立てた」あるいは「申し立てられた場合」どのように話が進んでいくかをご存知でしょうか?
調停の仕組みと流れ
調停は、裁判官ではなく調停員と言われる人が2人の間に入って話を聞いてくれます。
大抵の場合は、年配の男女の二人組かと思います。
ここで大事なことがあります。調停員は、あくまで話を聞いてくれるだけす。
「弱い者の味方になる」とか、「相手を説得してくれる」とかそんなことは一切してくれません。
調停員は、なるべく話を早く解決出来るようにまとめようとしてきます。
調停が始まれば1人、約30分ずつを2回、話すことができます。
何故、調停を申し立てたのか、どのようにしたいのか、調停員さんが確認したいことを質問されます。
お互いが条件を認めずに話し合いが前に進まない場合、審判に進む流れになります…。(審判については別記事でお話させていただきます。)
調停員は伝書バト?調停員の役割
実は、話を聞いて伝書バトのように伝言を相手に伝えている調停員さんが、かなり重要な存在であることをご存知ですか?
調停が始まり調停員の方が、最初に言われる言葉があります。
「私たちは中立の立場です、どちらの味方でもありません」
とのことですが…。
調停員さんは、話合う前に提出した書面を読んでおられます。
話す前におおまかな相手の印象を持っていて、第1回の調停の場に来られています。
甲さんは調停を申し立てる際に、”申立書”と”事情説明書”を提出しています。
調停を申し立てられると、乙さん宛てに裁判所から封筒が届きます。
封筒の中身は、相手の名前が書いてある申立書面と、乙さんが記載する事情説明書が同封されています。
乙さんも書面を提出し、証拠などがある場合は一緒に提出するのですが…。
調停は申し立てられたにしろ、立てたにしろ受け取った書類が全てではない
調停を前に皆様に知って欲しいことが1つあります。
手元に届いた書面が相手側から提出されたすべての書面ではありません。
お互いに事情説明書は「相手方には送付されません」と記載されているかと思います。
この、「相手方に送付されません」と書かれた書面には、但し書きがついています
と…。
調停が始まるまでに、裁判所に出向きこの書面の閲覧、コピーをすることをお勧めします。
なぜ、この書面をわざわざ裁判所(調停をする場所)で確認した方が良いのか?
相手は、この送られてこない書面に自分勝手な事情を書いてることが多いです。
なので、調停までに対抗書面を用意したり、書いてあることが事実でない場合は、嘘である証拠を用意することが出来て、調停での反論の心づもりが出来ます。
弁護士さんはもちろんご存知ですが、弁護士がついていない素人だけの場合、そんなことは知りませんよね?
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調停員さんの中には、それだけで相手方の印象を決め付けてしまうことがあります。
子どもがおられる方は、離婚後に困らないために参考にしてください。↓
さちの日常の1コマ
弁護士に相談に行きましたが、このことは教えてくれませんでした。
ありがとうございます。
お返事が遅くなり大変申しわけないです。
参考にしていただけたなら嬉しいです!