インスタグラムを見て頂いている方から、多くのご相談とご質問を頂いております。今回は、その中から最近増えた質問、相談内容をご紹介致します。
目次
サレ妻の私がよく質問、相談されること
私自身が不倫をされたサレ妻ということもあり、離婚も経験していますので女性からのご相談であったり、質問が多いのですが…。
そんな中、よく聞かれる質問があります。
それは「離婚への踏み出し方を教えて下さい」という内容です。
- 「さちさんは強いから」
- 「さちさんのように決断力はありません」
と、よく言われるのですが…(笑)
皆さんのイメージを壊して申し訳ないですが、私は強くもなく決断力もありません。
二人だけの問題なら、即離婚していたかと思いますが、やはり娘が居たので、なかなか離婚に踏み出せませんでした。
ですが、離婚を決意し、旦那と離れてからは後悔をしたことが一度もありません。
私も含めた「不倫が許せないんです」という人達
「旦那が許せないんです!!」
皆が口を揃えて、そのようにおっしゃいます。
パートナーに不倫されていたことを知ったら、怒りであったり、裏切られた悲しみであったり、いろんな感情が込み上げてきます。
どんな感覚かを例えで言うなら
相談される方には、妊娠中に不倫をされてしまった方が多くいますが、ただでさえ心身ともに不安な状態なのに他の女へ行くとは、聞いていても腹が立ちます。
皆さんの状況は違えど、パートナーに不倫をされたら、深く傷つくことに変わりはありません。
なぜ「許せない」と強く思う気持ちがあるのに、「離婚への踏み出し方を教えて下さい」という様な質問がたくさん来るのでしょうか?
仲の良かった夫婦に戻りたいという想い
仲が良かったあの頃の二人にもう一度戻りたい。
愛し合い、みんなが笑って楽しかった日々。
写真を見返したり、夜に相手のことを考えてしまったりして楽しかった思い出が蘇ります。
- あの頃はあんなに楽しかったのに
- あんなに私のことを愛してくれていたのに
- 生涯この人と一緒にいるって決めた相手なのに
他の人には分からないその人の良さであったり、優しさを知っています。
だから、もう一度仲が良かった頃に戻るために再構築を試みるも、
「許せない」
「信じれない」
という感情が邪魔をし、なかなか以前の仲が良かった頃に戻れない…。
旦那の言動、行動に対し、ちょっとしたことでも疑い、悪い方に考えてしまい不安になってしまう…。
サレ妻さんによくある現象で、過去の出来事を思い出すというフラッシュバックというものがあります。
仲の良い夫婦だったあの頃には戻りたいけど、フラッシュバックに悩まされる日々が続いてしまい離婚を考える。
だからと言って、離婚に踏み出す勇気もない。
サレ妻さんが離婚に踏み出せない理由は何なのか?
「子どもを一人で養えていけるのか」という不安から、なかなか離婚ができない。
離婚になった場合、大抵の場合は、母親に親権が渡ります。「旦那には子どもを渡したくはない!」と思っていらっしゃる方がほとんどです。
さて、母親一人で子どもを養えるのか…。
- 今までずっと旦那に養ってもらっていたから不安。
- 旦那の収入がなくなったら…。
- 引っ越しして生活や仕事のいきなりの変化に耐えられるのだろうか…。
先のことを考えれば、考える程不安になりますよね。子どもがたくさん居れば、その分のお金は掛かります。
子どもには不自由なく暮らさせてあげたいし今までは考えもしなかったことをたくさん考えます。
相談依頼される方の多くが、
「旦那は許せないけど、離婚するのは先が見えないから不安」
と言われて、離婚に踏み出せない状況にあります。
離婚する際は、養育費と慰謝料の請求をする
養育費と慰謝料をもらっていない人が多いのが日本の現状です。
養育費と慰謝料をもらわない理由
- 旦那とはもう関わりたくない
- どうせ旦那はお金ない
- プライドがある
- 面倒くさい
そのような理由で諦めていらっしゃる方いませんか?
確かに調停を起こせば、判決が決まるまでに時間はかかります。労力も使いますし、大変です。しかし、養育費は子どもの権利です。
今の感情より後先のことを優先して考えるべきです。
お子様のためにもきちんと旦那に請求しましょう。
もう離婚をされてしまった方で離婚をする際に養育費を貰わないと約束してしまったと言う方も、養育費は子どもの権利であり、そのような口約束は無効ですから、調停を起こしましょう。
そうすることによって少しでも生活費の足しになれば、新しい出発への不安が少しでも軽減されるかと思います。
父親、母親を奪うのが可哀想
離婚することにより、子どもが寂しい思いをしてしまうのではないか?
- 子どもがパパっ子だから離婚したら傷つけてしまう。
- 子どものことを思うと、旦那のことが嫌でも、離婚に踏み出せない。
これらの理由からも「離婚に踏み出せない」という方がたくさんいらっしゃるようです。
両親一緒にいることが本当に一番幸せなのか?
夫婦が共に仲良く笑いあった環境で育つことが一番大切だと思います。夫婦が二人 揃っていても争ってばかりだと子どもは幸せでしょうか?聞くまででもないと思います。
「あなたのことを考えていますよ。」的な雰囲気を出して、以下の様なことを言ってくる人達がいますので判断が迷ってしまいますよね。
- 両親がいないと可哀想
- あなたが我慢したらいい
周りに相談したばっかりに、大した考えもない人達から、こんな言われ方をされる人がいらっしゃいます。
私はこの様なことをその子の親以外が言うこと自体が間違っていると思います。
両親がいないと可哀想なのはこれから子育てしていく親が一番わかっていることです。
ただ、周りにそんな風に言われてしまうと離婚をためらってしまったり…。
子どもにとって一番いい環境は、夫婦が仲良く笑いあった家庭にいることです。この場合は、両親が一緒にいることが子どもにとって一番幸せです。
ではこのような家族は?
- パパとママは一緒にいるけど、ずっと喧嘩ばかりしている。
- パパとママは口をきかない。
このようなぎくしゃくした 夫婦関係の場合は、子どもにとって母親と父親が一緒にいることが最善だとは思えませんよね?
例えシングルになっても、育ての親が笑っていたらそれでいいんです。
私のフォロワー様の中にはご両親が離婚され(しかも父親が不倫が原因)、シングルで育ったお子様からのメッセージも大変多くいただいております。
- ママが笑ってくれていたら嬉しい
- 今とても幸せです
- 育ててくれた恩は絶対に忘れることはない
母親からしたら、こんなことを言われたら泣いてしまいますよね。
何が言いたいのかと言うと
同様に子どももママが幸せで、笑っていてほしいと願っているのです。
あなたもそうではないでしょうか?
まとめ
離婚が全ていいとは限りませんし、私は離婚をおすすめしているわけではありません。
ただ、「再構築」と決めたのに夫婦の関係がずっと険悪なムードでは、その両親を見た子どもが大人に気をつかってしまいます … 。
果たして、それが子どもにとって本当に幸せなのでしょうか。
離婚にせよ、再構築にせよ覚悟が必要です。
どちらにするのかを決める権利があるのはサレた側にあるということ(ただし不倫の証拠がある場合に限ります。)
ご自身の幸せと、お子さんの幸せを考えた時に自然と答えは出てくるのではないでしょうか。
「離婚への踏み出し方」と言われると難しいのですが、
まずは、お子さんとあなたが笑って生活できる環境が何なのかを考えてみてください。今の環境であなたがた親子は幸せに感じますか?笑って暮らせていますか?
それと、父親が居なくても母親が笑っていれば、子どもは幸せになれると思います。
再構築を決心された方も、離婚を決心された方も、サレ妻、サレ夫さんが一日でも早く穏やかな日々を過ごされますよう願っております。