解決金の話がまとまり、あとは調停証書を作るだけだ。
作成当日、元旦那のヘラヘラした顔を見たら我慢できなくなった自分がいた。
元旦那に言った。

調停調書作るのやめるわ!!

え!え!え?!
なんで?!今さら!!
なんで?!今さら!!

教師に戻るんだもんね。
嘘ばっかりついて!!ゆーっくり何度でも話合いましょ。
何なら審判に移行してもいいから私は!
嘘ばっかりついて!!ゆーっくり何度でも話合いましょ。
何なら審判に移行してもいいから私は!

それは困るよ!
今日も新学期早々無理言って休ませてもらってきたし!!
何度も着任早々休めないんだよ!
お願いだからそんなこと言うなよ…。
今日も新学期早々無理言って休ませてもらってきたし!!
何度も着任早々休めないんだよ!
お願いだからそんなこと言うなよ…。
休めない?知るか(笑)
私には何にも関係ないからな(笑)
裁判官は、「申立人(元旦那)が強気でまた解決金を認めないと言い出したら…」と言っていたが、私は元旦那の態度を見てこれはいける!と思った。
私は勢いと怒りに任せて…

じゃあ解決金320万を500万に上げて!!それと月の支払い金額を上げて!!
毎月の支払金額を2万から5万に上げて!教師に戻るなら出来るよね!?それとボーナス月にはプラス10万を支払って!それなら支払い年数も減るしね!
毎月の支払金額を2万から5万に上げて!教師に戻るなら出来るよね!?それとボーナス月にはプラス10万を支払って!それなら支払い年数も減るしね!

借金の返済もしてるし今は無理だって!!
ムリムリ!!!分かんだろ!!?
ムリムリ!!!分かんだろ!!?
本来は裁判官含めた話し合いの場で決めないといけないのはわかっていたし、かなり無茶なこと言ってるのもわかっていた。
大バクチみたいなことしている私…
確かに頭の奥では分かっていた。
けど、もう今までの怒りと憎しみでいっぱいになっていた。

じゃあ、時間をかけてゆーっくり何度も調停からしましょうか?

わかった!わかったよ。500万でひと月3万円ずつで勘弁して!今非正規だし、正規の教師か正社員になったら、増額するから!それで勘弁して!

わかった!正社員になったら、月5万に年2回ボーナス月に10万円をプラスして支払うってことね!
そうこう待合室で話している間に裁判官と書記官がやってきた。

では、前回合意した内容に基づいてを調停調書を作成します。
では読み上げます。
では読み上げます。

すいません!!
前回解決金320万円を月2万円ずつ支払うとのことでしたが、解決金を500万、月3万円ずつ支払うそうです!!それと彼が正社員になったら、月々5万円とボーナス月に10万円プラスするということで今合意しました。
前回解決金320万円を月2万円ずつ支払うとのことでしたが、解決金を500万、月3万円ずつ支払うそうです!!それと彼が正社員になったら、月々5万円とボーナス月に10万円プラスするということで今合意しました。
裁判官は、すごくびっくりした様子で私の顔を見た。私は黙ってうなずいた。

えっと…申立人(元旦那)さんは同意されているのですね?

…はい。仕方ありありません。

では、その様に書き直し調停調書を作成します。
その他の詳細内容について何かあれば都度仰ってください。
その他の詳細内容について何かあれば都度仰ってください。
どんどん元旦那を追い詰めていってやる。
裁判官も書記官も笑顔の中、調停調書の作成が始まった。