調停中の元旦那は、「早く審判に移行してくれ!」の一点張りだった。
以前の調停では、私の方が審判を希望していた。
調停で話がまとまらずどちらかが合意出来ない場合に審判へ移行します。
審判とは、裁判官から強制的に「こうしなさい」と結論を出してもらう手続き。
まだ一回目の調停だぞ!?
話合う意思も持たないみたいだな…
審判か…上等じゃねーか!!
私としても歩み寄りたくもない…
元旦那と話合いたいわけじゃない…

審判なら、調停員が私の主張書面を読んでいなくても、裁判官なら確実に読むだろうし、前回のように調停員の思い込みが入った調停記録が裁判官に行くことも無くていいだろうと考えた。
双方が審判でいいとなったので、早々に裁判官の登場となった。
裁判官は女性だった。
前回にもまして、若く裁判官になりたて?なのかなと思わせる人だった。
正直期待は出来ないと思った。
同じ裁判官だったら、前回の元旦那の悪態を知っているだろうと思ったのだが…
この先どうなってしまうのか不安になった。
裁判官は、まず始めに元旦那と話をしていた。そして、次は私の番だ。
裁判官「相手方は頑なに養育費だと言っています。養育費と解決金では意味合いが全然違ってきます。
解決金ならあなたの同意なくして、減額はできませんからね。解決金という証拠はありますか?」と聞いてきた。

LINEで何度も解決金だと書いてきています。
裁判官「それと申立人は現在は無職で、派遣先でも探さないといけないと、おっしゃっています。
次回、審判に移行します。○月△日とさせていただきますので、解決金だとの証拠があれば○日までに書面を提出して下さい。
幸さんの今回出されている書面も見させて頂きます。」
そう言われて、早々と審判の期日が設定され終了となった。
私は裁判官に言われた証拠の準備をした。
- 元旦那のサインが入っている離婚に伴う契約書をコピー
- LINEで養育費じゃなく解決金だと何度も書いてある画面を印刷
元旦那からも主張書面が出された。
- 公正証書に書かれた養育費は、教師時代の給料と相手方(さち)が無職の時に算定されたものである。
- 現在相手方(さち)は、職に就いており当方は無職なので、養育費の減額は当然。
- 相手方に前回も今回も不貞の事実を密告されて教師を辞めざるを得なかったのは、前回同様である。
結論、養育費は0円が相当である。
それともう一つ、現在派遣会社で勤務し始めた事。
そしてその給料明細が証拠として添付されていたのである。
派遣会社の給与明細は派遣会社も派遣先もすべて黒塗りされていた。わかるのは金額だけ。その金額は手取りで10万程。
よく見ると、勤務日数が少ない!!
給料が少ないの出勤日が少ないからだろうが!!
黒塗りばかりの給与明細に怒りがこみあげた。
だいたい養育費じゃないよね!って話なんだけど!!
前回の調停で婚姻費用が0円となったように、今回も支払いが0円になると考えて、審判に移行したのかもしれない。
前回は弁護士に守られ、教師という職業に守られて、診断書もないまま稼働能力無しとの判断されてしまったのだから…
審判1回目の期日になり、裁判所に向かったが相変わらず元旦那の車はなかった。
審判の時間になり、同じ部屋で裁判官と書記官が同席の元いよいよ審判が始まった。
奴がどんな面してくるのか、顔を拝ませてもらおうじゃねぇか!!