天は私に味方する/4-13話

第2回目の審判当日、相変わらず元旦那の車はない。今日で審判は終了予定だ。

裁判所に入り部屋で待った。


審判はほとんどの場合、同室で双方の顔を合わせて行われるものだ…。

だが、今回は別々に待機させられ、名前が呼ばれると裁判官の元へ…。


部屋に入ると、裁判官と書記官が待ちかまえていた。

裁判官
申立人は相変わらず養育費だと言っています。
公正証書にそう書かれていますからね。


さち
でも、違うんです。これは解決金なんです。
当面は、解決金だけって話だったんです。

裁判官
そうですね…。
でも、公正証書には養育費だとの記載になっているんですよね…



私は…

また失敗したんだな…。

涙が出そうだった。


元旦那に「解決金(慰謝料)と書くのは嫌だ。養育費でも一緒だから」と押し切られて、合意してしまったことを後悔していた。


あの地獄の様な公証人役場の中、早く公正証書を作りたくて、あせって作ってしまった…

だが、これは慰謝料にあたる金額だ。


それなのに、養育費だとまた言われてしまう…


血も涙も無いのが法律というものか…

と思っていると、裁判官がこう切り出した。

裁判官
申立人(元旦那)は、あなたが職場に通報してくることを一番心配されています。


さち
それは…。


裁判官
もちろん、彼が支払ってこなかったことが一番の原因です!!
あなたが職場を調べるために電話等をするのは当然です。


さち
…。


裁判官
それと、証拠から言って、おそらく慰謝料にあたる解決金の部分だったのだと思います。

しかし、公正証書に養育費と書いてしまっている以上、金額的には高くならない可能性が高いです。公正証書とはそのくらい重要なものですから


さち
そうですよね…。

裁判官
ですが、今回彼には「審判にした場合はお金しか決めることはできないし、解決金であると認められる可能性は大きい」とあえて伝えました。
裁判官
それは、審判で決めずに話し合いで決めた方が双方にとってメリットが多いと考えたからです。
ですから、話し合いで決めたらどうでしょうか?



審判になり、今回で判決が下ると聞いていたが、裁判官が話合いに戻したほうが良いと提案してきた。

私は、この裁判官を信じることにし、「話し合いで結構です。」と伝えた。


そして、双方が同室に呼ばれた。

裁判官
審判は、今回で終了の予定でしたが、話合えると判断したため、次回の審判で話合いに戻したいと思います。
いいですね?


審判の判決日が決定されるはずが、話し合いに戻されたのである。

後にわかるが、審判が娘の入院で延期され、話合いに戻されたこと…。
このことが、私の転機となる。天が私に味方するのである。


そう…。

ちゃーちゃんが救急搬送され入院したからこそ天が私に味方する奇跡が起こったのだった。

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