封筒を受け取り中身を確認した
その場で中身を確認すると、ちゃんと11万円が入っていた。
本当は皆の前で確認することではないのかもしれない。
元旦那が信用できなさ過ぎて、もし入ってなかったらその場で言えると思い、おもむろに中身を確認した。
コウキ「幸ちゃんが娘を思う気持ちは本当によくわかる。だからこそちゃーちゃんから簡単に父親を奪ってほしくないんだよ。
俺が責任を持ってコイツを更生させるから、約束する。どうか許してやってください、どうか本当にお願いします。」
コウキが深々と頭を下げた
再構築を望む旦那

コウキにつられてか分からないが、コウキと一緒に深々と頭を下げた。
リョータ「お前話聞いているだけで最低だぞ。ちゃーちゃんのこと一番に考えろよ。父親なんだろ?父親の自覚持てって。
あとな、自分のクラスの生徒のこともちゃんと考えろ」
ずっと黙って話を聞いていたリョータが口を開いた
黙ってうなずく旦那。
リョータ「本当に改心するんだろうな?俺らの前でちゃんと誓えるのか?
この場限りの中途半端な決意ならお前を許さねぇからな。はっきりしろ」

再度、頭を下げられた。
今更、頭を下げられたって…
旦那が頭を下げている姿をずっと黙って見ていました。
コウキ「幸ちゃん、どうかな?」
どうかな?どうかなって言われても…。
確かに今までに比べたらちゃんと誠意があったかもしれない。でも、だからと言って許せる話じゃない。

リョータ君、今日は忙しいのにわざわざ来てくれて本当にありがとう。
私は、コウキとリョータに「本当にこの度はご迷惑をおかけしました。」と
二人に頭を下げ、その場を去った。
翌日元旦那から連絡が入る。

それと病院にかかり半年の長期休暇を取りました。
本音を言えば生活費はほしい。
でも話し合いはしたくない。
私は返事が出来ずにいた。
お金はほしい、でも前回のような無意味な話し合いはしたくない…するとコウキから連絡が入った。
コウキ「この間はちゃーちゃん大丈夫だった?
少しでいいから時間作ってくれないかな?
アイツの前では言えなかった事があるから。」
え?何だろう?
正直、旦那を探し出してくれたのは有り難かった。
だけどこれ以上私たちの話し合いに関わって欲しくなかったから、私もそのことを伝えようと思い

と伝え、コウキと話をすることに…