そんなに俺が悪いのか?!【ホストになった不倫教師の転落物語/02】

俺は別の小学校へと異動することが決まった。

誰か知っている人はいないかなと調べていたら、高校時代の同級生
あだ名が堅物こと「ゆる子」と同じ勤務先だということを知った。


うわぁ…だるっ


俺は…この堅物が大嫌いだった。

堅物は高校の時に生徒会の副会長を務めていた。


高校時代、いちいち細かいことを注意してきたり、上から目線でしつこくあれこれ言われたりと、あだ名の通り本当に堅物だった。


なぁ、さち…
堅物と同じ学校だった!!


さち
えー!懐かしい!!
誰か一人でも知っている人がいるなら良かったんじゃない?


いやいや。
俺アイツ嫌いなんですけど。



絶対関わらないでおこうと思った。

この時の俺は…。



俺は5年生の担任を持つことになった。


そして隣のクラスの担任には


俺の嫌いな堅物が…

クソ!なんでだよ!!怒

職員室でも隣の席になった。


堅物
ねぇ!久しぶり!!



堅物からそう声をかけられた。


あー…
久しぶり



正直あまり会話をしたくなかった。

ってか声かけてくんなよ、仲良いと思われるだろ!!

堅物
名無氏くん!!さちちゃんと結婚したんだよね?
おめでとう!



あー、うん。ありがとう。



堅物
さちちゃんは元気にしてる?
娘ちゃんも産まれたんだって?
いいなぁ幸せそのものだね!



矢継ぎ早に色々言われたが…。

「幸せそのもの」って言葉に、子どもが産まれたらそんな簡単な事じゃないんだよ!ってちょっとイラっとしたことだけは覚えてる。

あとは正直会話の内容はあまり覚えていないほど、くだらない会話だったと思う。


「なれなれしくするな!」って心の中で叫んでいた。


ただ、高校時代とはずいぶん印象は変わったように感じた…
だけど、正直どうでも良かった。


隣のクラスとなると、情報の交換や今後の取り組みについてなにかと話すことがあったが、それは仕事上としてだ。

俺はなるべく話したくないと思っていた。


でも、俺の気持ちとは裏腹に堅物と関わる事が増えていった。

W教師不倫の行く末、戦い続けたサレ妻の記録!法律は弱者を守るのか?

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