完璧なラブホテルからの写真撮影に成功したものの、GPS変態野郎の今度の相手は、学生かと思われる若い女の子だった。
この先の事を考えると頭が痛くなった。
GPS変態に最寄りの駅まで送ってもらった女性はその後友達と合流しカラオケ店へと入って行った。友人共々私服なので正確な年齢はまだわからないが、高校生にも見えた。彼女が本当は何歳なのか、名前や住所等も確実に知る必要があった。
彼女が未成年ましてや18歳未満の場合は慰謝料はあきらめたほうが良いだろう。返ってややこしくなる可能性が大だ。
しかし、未成年相手に警察官が不貞をはたらいていたという証拠はきちんとほしい。奥さんは現段階では離婚を希望しているが、最終的に心変わりする人も珍しくない。
ただ、奥さんが主導権を握り奥さんの思う条件、そして我々の調査費支払っても余りある慰謝料がもらえるためにも裁判でも通用する証拠が必要だ。
友人たちとカラオケを楽しむ若い女性はその後19時頃に帰宅した。聞き込みを開始し住所や氏名年齢等の調査も完了した。親御さんは共働きで帰宅が遅いようだった。
彼女はやはり若かった。現役の女子高生だった。高校3年生。誕生月によっては18歳未満になる、とんでもない相手だった。
GPS変態野郎に女子高生が何歳と言っているかは、タブレットが壊れた今わからないが、大学生だと嘘をついていたとしても、現に高校生である事実は変えられないのだから、大問題になることは必至だった。
この日二人の不倫相手の調査を終了し奥さんと電話で話をした。
本来裁判で通用する確実な写真や証拠は3回程度あると万全だ。
しかし、GPS変態の場合相手が不特定多数だと思われ、次回同じように調査しても不倫相手が同じ女性とは限らない。
身元調査も何人もになると必要経費もかかってきてしまう。
さてどうしようか…
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